高尾山を登る

ふと思い立ち、3連休の最終日の体育の日(2016.10.10)に、東京・八王子市にある高尾山(標高599m)に登った。あいにく、どんよりとした天気であったが、人出はすごかった。外国人も結構いた。さすが、年間250万人超の観光客を誇る東京近郊の人気スポットだ…

農業の「営農」と「楽農」について

ある方から「楽農」と云う言葉を教えられた。そのような言葉がすでにあるのかWEB検索してみると、いろんな主体で使われているようである。 ▼楽しくて、楽な農業 ⇒ 『楽農』を実践、情報共有 及び 普及していきたい! 「楽農しよう会」 ▼遊農(遊びながら農に…

2016リオ・オリンピックを観て

2016年8月22日、2016リオ・オリンピックが閉幕した。心配された会場準備もなんとか間に合い、治安も何とか保たれていた。開会式もセンスのあるものだった。難民五輪選手団(選手10人)も参加し、オリンピズムの根本原則4を具現化するものであった。どういう…

シェアリングエコノミーとプラットフォーム

シェアリングエコノミーとプラットフォームの本質と違いは何か 最近、シェアリングエコノミー(collaborative economy 、sharing economy)とプラットフォーム(platform)と云う言葉が時代を表す用語になりつつある。 シェアリングエコノミーとは何か? 欧…

実効性のある地方自治体BCP(業務継続計画)を

災害時における自治体そのものの被災が増加 東日本大震災(地震・津波)により多くの行政施設・機能・職員等の被災、福島第一原発事故による行政機能・住民等の移転・雛避、関東・東北豪雨災害(H27年9月)による市役所の孤立、そして熊本地震による行政施設…

世界遺産 富岡製糸場を観る

2016年5月15日(日曜日)、世界遺産に登録された富岡製糸場を見に行った。自宅を車で9時に出て、1時間半ほどで着いた。意外と近い。しかし、帰りは関越道が大渋滞で、寄居から東松山の間の10数km程を抜けるのに100分との掲示。動かないので、SAやPAで休憩し…

若冲展を観る

上野公演の東京美術館で開催中の「生誕300年記念 若冲展」(2016.4.22~5.24までの1ヶ月間の企画展)を観に行った。混雑が予想されたので、GWの谷間を狙って、5月2日に行ったが、10:15頃につくとすでに長蛇の列。当日チケット売り場にも列ができていた。数日…

歴史に学ぶ ~潰百姓~

最近、新しい歴史的用語・事実を知った。「潰百姓(つぶれ ひゃくしょう)」である。その歴史的意味合いは深い。 潰百姓 「日本伝統農村の共済と村・五人組・百姓株式 ―近世農村の「潰百姓」防止対策―」(共済総合研究 第72号)を読んで「潰百姓」と云う用語…

ふるさとは遠くにありてこそ価値がわかる?

2016年春分の日に、甥の結婚式があり、徳島に帰省した。前日午後に徳島に着き、時間があったので久しぶりに市内にあるというか徳島駅裏に位置する徳島城博物館と旧徳島城表御殿園を散策し、ふるさとの歴史・文化を再認識した。そして、明くる日、古民家を移…

冬の秩父 ~秩父神社・和銅鉱泉・三十槌の氷柱~

2016年2月6日、孫のお宮参りが嫁入り先の近くにある秩父神社(埼玉県秩父市)であり、始めて秩父神社に行った。その夜、先方のご両親に和銅鉱泉に宿を取って頂き、翌日、娘夫婦の案内で奥秩父にある三十槌の氷柱を観に行った。

形だけの仕組みに魂を入れよう! 新陳代謝を起こそう!

世界の枠組み、仕組み、市場が大きく代わろうとしている中で、わが国は何となくこれまでの慣性で流れている感じがする。場面においては、先祖返りの様相さえ見せている。象徴的な事件も発生している。世界的な構造変化の時代の流れの中で、持続的に存在感を…

子育て支援雑感

2015年12月中旬に娘が出産した。初孫である。今年の5月には息子夫婦にも子供が生まれる予定である。3人の子供を産み育て、その子供たちに2人の子供が生まれる。新アベノミクスで標榜している「希望出生率1.8」(昨年の合計特殊出生率は1.4)の達成にはもう少…

「総活躍社会・地方創生」に向けて ~ジョブ型を超えてプロジェクト型へ

筆者は「日本専門家活動協会」を主宰し、「高齢者活躍支援協議会」にも係わっている。こうした関係で、「1億総活躍社会」と云われると、確かにそれはそうだが、どうやってその政策目標を具体的に実現するのだろうかと気になる。

言葉の軽さ、先祖返り

「3本の矢」のKPI、PDCAが回りきらぬ内に、「新・3本の矢」が打ち出された。「女性活躍社会」が加速する前に、新たに「1億総活躍社会」が打ち出された。言葉を覆い被せ、責任もとらず、前の言葉を忘却の彼方に消し去る。公言した言葉に重みがない。 ▼アベノ…

大磯を歩く

2015年9月20日(日)、快晴の中、神奈川県の大磯町を歩いた。大磯町は、「湘南発祥の地」である。江戸時代は日本橋から約70km付近に位置し、8番目の宿場町であった。そして、明治期に入ると、「日本最初の海水浴場」が開設(明治18年)され、多くの著名人も…

海路による帰省と海から考える地方創生

今年も例年通り、お盆に帰省した。今年は久しぶりに往路・復路とも、オーシャン東九フェリーを利用した。直前の7月末に、北海道・苫小牧沖で長距離カーフェリー「さんふらわあだいせつ」の火災事故は発生したばかりであったが。 ▼2015年8月1日 カーフェリー…

新国立競技場騒動から見えたもの

新国立競技場の建設が揺れている。そもそも、建設以前に、旧国立競技場(正式名称:国立霞ヶ丘競技場・陸上競技場)の解体工事の発注段階からいろいろ腑に落ちない事が続いていた。そして、壊した後に、いよいよ着工の段階になって、今度は建設コストの問題で…

東村山菖蒲まつりと八国山緑地

尾瀬の水芭蕉(2015/06/02 火曜日)に続いて、週末(2015/06/06 土曜日)は、東村山市の「菖蒲」を観に行った。丁度、この日から約2週間[2015/06/06(土)~6/21(日)]、北山公園菖蒲園で、「第27回東村山菖蒲まつり」が開催されるとのこと。今回で2度目で…

尾瀬を歩き 水上温泉に泊まる

事前のアクセス調査 2015年6月2日(火)、水上温泉に宿泊する機会を得たので、旅館に行く前に、一度は行ってみたかった尾瀬に立ち寄ることにした。現地の人に訊くと、今週の土曜日(6/6)あたりがピークだろうとのことで、雪解け後、ピーク直前、梅雨前とい…

実態と仕組みのギャップ拡大 その1:空間利用

最近、いろんな場面で、仕組みと実態のギャップが大きくなっている感がする。仕組みには、旧来の仕組みだけでなく、新しくつくられた仕組みも含まれる。時代の節目となっている今、基底に流れる時代構造の変化の本質を捉え、実態とのギャップを解消するた仕…

東洋ゴム工業の免震ゴム偽装問題

建築物の安全性に関わる偽装問題が再び露見し、ユーザに不安と不信感を与えている。地震に対する耐震技術には、剛性で地震力に耐える狭義の「耐震」、地震力をダンパーで吸収し揺れを抑制する「制震」と、今回の偽装事案の「免震」でこれは基礎と建物の間に…

地方創生について

地方創生の政策がてんこ盛りの状態で進められている。オリジナリティというよりも、課題として積み残されてきた関係省庁の各種既存政策を「地方創生」という旗の下で体系化・パッケージ化(府省横断ワンストップ化)した感が強い。各省庁が「地方創生」とい…

ふるさと納税の仕組みと効用

ふるさと納税が返礼品の競い合いで産直品のeーコマース化している。ふるさと納税とは何か、その仕組みはどうなっているのか、それにはどういう効用があるのか、地方活性化に活かすにはどうすれば良いか。確定申告の時期でもあり、地方創生が話題になっている…

空き家問題について考える

最近、空き家問題が騒がしい。「空家等対策の推進に関する特別措置法」も成立した。[H26.11.27公布。H27.2一部施行、H27.5全面施行予定]。改めて、そもそも、空き家問題とは何か。その本質は何かについて考えてみたい。 ▼空家等対策の推進に関する特別措置…

1強多弱の社会構造への傾斜

衆議院選挙が終わり、政治の世界にも「1強多弱」の世界が定着しつつある。というよりは、選択肢がなくなったというべきか。いずれにしろ、1強多弱の政界の影響は、今後、具体的に表出してくるものと思われる。WEB社会では、強いところはより強く、トップしか…

地方をベースとした新たな働き方の実践 ~サイファー・テック社に学ぶ~

先日(2014年11月12日)、主宰している創発交流会において、徳島県の美波町に本社を移し話題になっているサイファー・テック株式会社の吉田基晴社長に基調講演をお願いし、意見交換もさせて頂いた。 東京に本社を置き、出身地の美波町にサテライトオフィスを…

中村修二氏のノーベル物理学賞受賞と成長戦略

ノーベル物理学賞受賞者に青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇・名城大教授、天野浩・名古屋大学教授、そして母校の後輩である中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が選ばれた。「20世紀に火をつけた白熱電球に変わるエネルギー効率が良…

朝日新聞の誤報問題と新たなメディアの勃興

朝日新聞の誤報と謝罪 朝日新聞の謝罪が相次いでいる。8/5慰安婦誤報(朝日新聞は記事の検証結果の特集記事報道と位置づけ)、9/6池上連載拒否謝罪、9/11吉田調書誤報・慰安婦問題謝罪、9/14任天堂記事捏造問題謝罪。一気に溜まっていた膿を出しているような…

帰省路と田舎の諸相

圏央道とカーナビ ~圏央道の効果を実感~ 今年もお盆に帰省した。今年は、行きは高速道路で、帰りはフェリーを利用した。これまでは一般道路経由(府中街道等)で東京川崎ICから高速道路を利用していたが、この東名高速道路に乗るまでに約2、3時間を要してい…

個人情報漏洩事件について

ベネッセコーポレーションの顧客情報2,070万件が漏洩した。(その後の報道によると、7/22現在、2,260万件になっている。) 「漏洩」という言い方は「脱法ハーブ」と同じく、罪の意識が薄い表現で、「情報窃盗」と呼ぶべきと思う。情報社会に於いて情報窃盗の…