展評

若冲展を観る

上野公演の東京美術館で開催中の「生誕300年記念 若冲展」(2016.4.22~5.24までの1ヶ月間の企画展)を観に行った。混雑が予想されたので、GWの谷間を狙って、5月2日に行ったが、10:15頃につくとすでに長蛇の列。当日チケット売り場にも列ができていた。数日…

慧眼とキュレーション ~「特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝」を観て思ふ~

1昨日(2012/5/2)、雨模様の中を久しぶりに美術展を観に行った。上野公園の東京国立博物館 平成館で開催されている「特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝」である。若かりし頃、MITへ2週間ほど夏期講座に行った折にボストン美術館に行った記憶がある。MIT…

役者絵師東洲斎写楽そしてプロデューサー比較考・蔦屋重三郎と遠藤実

NHK番組の「浮世絵ミステリー 写楽 ~天才絵師の正体を追う~」(2011年5月8日(日) 午後9時00分~9時49分)を見た。 東洲斎写楽は阿波藩(現徳島県)の能楽師の齋藤十郎兵衛であるということ、そして蔦屋重三郎のプロデュースにより、身分をあかせないため「…

「古代ローマ帝国の遺産」展を観て想ふ

2009年12月4日(金)、国立西洋美術館で開催(9/19〜12/13)されている「古代ローマ帝国の遺産」を観に行った。閉幕間際の週末では混雑が予想されるのであえて平日に行った。常設展示も含めて2時間半程で観終えることができた。 結論から言うと、「う〜ん」…