2008-01-01から1年間の記事一覧

久しぶりに「日展」を観て

昨日、国立新美術館で開催されている「第40回日展」を観てきた。学生時代にいわゆる地方への「巡回展」をみて以来の本当に久しぶりであった。 赤に白抜きの日展というデザインイメージは変わらないが、全体の印象としては「おとなしい」という感じで、感動を…

噂の観光スポット「宮崎県庁」

東国原知事が登場してから一躍、観光スポットになった「宮崎県庁」を観てきた。 県庁の玄関脇に観光バスが2台駐まっていた。やはりと言うべきか。まず、入り口の守衛さんの応対からして違う。バスを観ながら玄関を入ろうとすると守衛さんから声が掛かる。他…

民族舞踊ALAN 文化・文明の香り

昨日(2008年10月2日)の夜、ロシア連邦北オセチア・アラニア共和国国立アカデミー民族友好勲章舞踊アンサンブルALAN(於:メルパルク東京)を観た。それも、ロシア人観客も少なからず居るというインターナショナルな雰囲気の中で。 すばらしいの一言。久し…

計画段階での行政訟法そして司法の重み

昨日(2008年9月10日)出された最高裁の判決がメディアに取り上げられている。浜松市の遠州鉄道の遠州上島駅の高架化に伴う土地区画整理事業計画(市が計画決定)に反対する地権者が計画の取り消しを求めいていた訴訟に対して、地権者の提訴を認めるというも…

阿波踊りに想ふ

先週末の日曜日で高円寺や南越谷の阿波踊りも終わったようである。徳島から東京に出てきて30年。一度は東京の阿波踊りも見てみたいと思いつつも未だ果たせていない。 東京高円寺の阿波おどり は、昭和32年に第1回大会が開催され、毎年8月最終土・日の2日間(…

伝統芸能「講談」

早1ヶ月前近い話になるが、「第38回NHK講談大会」の収録を虎ノ門にあるニッショーホールへ見に行った。7月26日午後2時から始まり、午後5時半まで。これも長丁場である。3回分の放映収録をしているとのことで、演者、演目は次の通りで、長丁場な訳である。 「…

青春のフォークソング

既に先月の話になるが、7月17日にNHKホールで行われた「大集合! 青春のフォークソング」の録画撮りを見に行った。これは、8月10日の19:30〜21:58<BS2>で放送予定のもので、収録に約4時間要した。 司会は、南こうせつとイルカ。イルカは思っていた以上に生…

 「新ネットワーク思考」 〜世界の仕組みを読み解く〜

Albert-Laszlo Barabasi著、青木薫訳「LINKED:The Science of Networks 新ネットワーク思考 〜世界の仕組みを読み解く〜」、2002年12月20日第1刷発行、2006年4月20日第6刷発行、日本放送出版協会 1967年生まれの米国ノートルダム大学の物理学教授の手になる…

よけいな規制、いらざる口出し

東京新聞他各紙の報道によると、埼玉県、神奈川県、京都市等で、地球温暖化対策の一環と称して、コンビニエンスストアの深夜営業の自粛ないしは条例による規制論が起きている。 「埼玉県は二十四時間営業のコンビニ店などに深夜・未明帯の営業自粛を要請する…

[書評] ハイコンセプト 右脳型主導の個人・小集団の時代

「Daniel H.Pink,著、大前研一訳“A Whole New Mind ハイ・コンセプト 新しいことを考え出す人の時代”、2006年5月20日、三笠書房」を読み、日頃考えている“個人・小集団”に思いを馳せた。 この本は、大前研一氏が訳した本のためか、彼の名前が前面に出てくる…

人車一体の草津温泉

GWの後半(5/5〜5/6)、急遽、草津温泉に行った。最近は、サイトで直前予約のシステム(今回利用したのはToCoo!)があり、5/5でありながらも、前日昼すぎであったため平常料金近くに下がっていた。草津温泉へは、数年前に一度、バスツアーで行ったので今回…

妙高高原 赤倉温泉に想ふ

2008年GWの前半4月28〜30日に「越後富士”妙高山”のふもとでたっぷり温泉三昧 2泊8食付き! 源泉掛け流し赤倉温泉でくつろぎ3日間」のバスツアーパックで赤倉温泉に行ってきた。赤倉温泉はスキーヤーの世界ではそれなりに知られているようであるが、スキーを…

 戦後日本経済史

野口悠紀雄著「戦後日本経済史」、新潮選書、2008年1月 著者の野口悠紀雄氏と言えば一般的には「超整理法」に始まる「超」シリーズで有名である。また、「野口悠紀雄Online」というホームページも開設しており、すでに開設以来のアクセスが1000万を超えたと…

ブロガーの情熱、そして権威の行方

池田信夫著の「ウェブは資本主義を超える」(日経BP社)を読み終えた。この本は「池田信夫ブログ」に掲載した記事を加筆編集したものである。この元になっているブログに最近たまたまアクセスして、それ以来読んでいたが、それをとりまとめた本が出たという…

[書評]フリーエージェント社会の到来

ダニエル・ピンク著「フリーエージェント社会の到来」、2002年4月、ダイヤモンド社 この著者はクリントン政権下で、ロバート・ライシュ労働長官やゴア副大統領のスピーチライターをした後、自らフリーエージェント宣言し、1年間、フリーエージェントを取材し…

デジュール型からデファクト型の仕組みづくり競争時代へ

日本の社会・経済構造はいま、大きく変わろうとしている。例えば、 ?日本の戦後社会の発展を支えてきたいわゆる「団塊の世代」が定年退職の時期を迎え、社会のリーディング世代が切り替わろうとしている。 ?携帯電話をポータルとしてインターネットで遊びな…

個人の趣味と社会的迷惑・社会的マナー

タバコをやめて約1年半になる。何度か禁煙を試みたが今回は何故かすんなりストレスもなくやめられた。タバコを止めて分かったことがある。 その一つが、タバコの臭いである。自分で吸っているときは常にその臭いの中に自らがいるため、タバコの臭いが分から…

「個人としての人生の豊かさ」中心主義へ

日本経済新聞の2008年2月25日付けの朝刊の「働くニホン 第3部仕事の値段5 何のために働くのか」の答えとして、今時を表現し、今後を示唆する言葉が載っていた。「社会の足跡を残したい」(31歳のベンチャー企業副社長)、「家族や自分のために時間を使いたか…

[書評] 本質を見抜く「考え方」

中西輝政著「本質を見抜く『考え方』」、2007年11月、サンマーク出版 著者の中西教授に対しては巷間いろいろ言われているが、歴史観なき表層的評論(家)が溢れ、もてはやされる時代におもねることなく、「自分の頭で考える」ところの著者なりの正論を信念を…

仕組みづくりのプラットフォーム

最近、「プラットフォーム(Platform)」という言葉をいろんな場面で聞くようになってきた。一般的には、Platformとは「(駅の)プラットホーム、壇、台、踏み台、演壇、教壇、乗降口、基盤、基本骨格、コンピュータ・システム、土台、政治要綱」と定義され…

社会のダイナミズム ―ギャップと仕組みづくり―

最近、「格差社会」という言葉をよく耳にする。「格差」と同じ意味合いの言葉に「ミスマッチ」、「歪み」、「矛盾」、「違い」等々が思い浮かぶ。何れもネガティブな使われ方をする。 一方、マーケティング分野では「違い」を積極的に捉え、「差別化」、「比…

[書評] プロ弁護士の思考術

矢部正秋「プロ弁護士の思考術」、2007年1月29日、PHP新書、PHP研究所 久しぶりに腑に落ちる本に出会ったという感じである。考えることを職業とするシンクタンクに長くいた者にとって、誠に腑に落ちる。一気に読んで、もう一度じっくり読んで見たくなる本で…

200年住宅、そして住宅の資産化

自民党の前住宅土地調査会長であった福田康夫氏が内閣総理大臣に就任した際の所信表明演説(平成19年10月1日)において「(これからの環境を考えた社会への転換)地球環境問題への取組は待ったなしです。従来の、大量生産、大量消費を良しとする社会から決別…

[書評] 結局『仕組み』を作った人が勝っている

荒濱一・高橋学「結局『仕組み』を作った人が勝っている」、2007年7月30日、Kobunsya Paperbacks Bussiness、光文社 この本は人材ビジネス関連や起業関連の取材を多くこなしてきたライター二人が「回し車の中で走り続ける」ハムスターのような人生、「これで…

もう一つのCS/ES

最近、日本あるいは日本経済の存在感の低下、閉塞感を憂う声が多い。政・官の世界から将来に備えた「改革」の声が聞かれなくなった。経済の世界も、中国やロシアの存在が圧倒的に高まっている。学の世界においても、将来を担うこどもの学力低下が著しい。銀…

Wii Fit

体を動かすと体が痛い。筋肉痛である。理由はWii Fitである。Wii Fitは任天堂が開発し、2007年12月1日から発売開始したもので、わが家にも年末に娘が持ち込んだ。正月休みでなまった体を動かすために、何気なしにバランスWiiボードに乗ってみたのが始まりで…

正月と年賀状

正月元日は実業団駅伝、2日・3日は箱根駅伝をお雑煮を食べながら、そしてお酒を飲みながらテレビ観戦する。それを見ている間に年賀状が配達され、駅伝放送が終わってからゆっくりと年賀状を見る。日本の正月に年賀状は欠かせない。 この年賀状の歴史は、郵政…