田舎への帰省にみる諸相

今年(9/8~9/14)も田舎(徳島)に帰省した。流石に、この頃には熱い夏も終わっているのではと想定しての帰省であったが、現地は連日の30度超え。帰省から帰ってきても、自宅周辺はもっと熱く33度の日々。やはり、異常気象というか、これが今後の「普通」なのかもしれない。気候変動を体感した帰省であった。

9/8 台風の中を移動

台風13号の影響で雨がすごい。9時すぎに自宅を出るが、既に道路が所々冠水していて、靴が浸かる。スーツケースにはビニールカバーをかけていたが、背負うバッグにはカバーを掛けていなかったので、バッグも濡れ、中に入れてあったお土産の包装紙が湿るという初めての事態に遭遇。リムジンバスの出発場所(所沢駅前)にたどり着く頃には、全身びしょ濡れ。バスに乗り込み、9:40に出発するも、濡れているため寒い。他の乗客も同じ様子であった。11:30頃、羽田空港第二ターミナルに着いたが、まだ乾ききっていない。コロナ第9波、台風13号という状況下ながら、利用客は平常状態のようである。

台風による雨は峠を超えている様子であったが、機材到着遅れがあり、1時間遅れで出発とのこと。14:30、飛行機はなんとか出発し、15:45頃、徳島空港に到着。この頃には、濡れていた服もほぼ乾いてきた。空港で、レンタカーを借り、徳島市内の外れにある女房の実家に向かう。途中、1週間分の食料をスーパーで買い込み、18:00頃、到着。
レンタカーのナビが意外と使いづらい。普段使っている「yahoo!カーナビ」の方が使いやすい。レンタカーの貸出付属品にシガーソケットに挿入するUSBカーチャージャーはあったが、スマホホルダーはないとのこと。ぜひ、スマホフォルダーも貸出装備品にして欲しいものである。

とにかく、台風の影響の中、予定を変更せず、徳島に来れたのでホッとする。

9/9 実家に帰省

10:00に、阿波市の実家に向けて出発。1時間半ほどの距離である。実家近くにあるお墓によってから実家に着く。既に、兄弟達が集まっている。1年ぶりの再開。食事をしながらしばし懇談。今年は暑いおかげで米の出来が良かったとのこと。出来の良い米(コシヒカリ100%)を1袋、お土産にもらう。それぞれに、お土産をやり取りして、14:00に実家を後にする。

その帰り道、15:30頃、女房のお母さん(91歳)が入っている介護老人保健施設に立ち寄り見舞う。施設に入るまでは自力で歩いていたのに、車椅子生活のせいか1年毎に体が弱っている感じがする。認知症も進み、娘もよくわからないようである。いろいろ、考えさせられる。

9/10~9/12 スダチの出荷手伝い

この3日間は、女房の実家のスダチの出荷の手伝いに終始。既に、スダチの旬は過ぎ、ジュース用のスダチの出荷である。月・水・金の朝8:00までにコンテナ(20kg入)に詰めて、JAの集荷場所に持ち込む仕組みのようである。今回は、筋肉痛と戦いながら、月曜日にコンテナ8箱、水曜日にコンテナ6.5箱をやっとこさ出荷できた。

昨年、某ホームセンターでたまたま見つけた棘が刺さりにくそうな手袋を見つけ、購入して送っておいた手袋が秀逸だった。実際に使ってみると、全く棘が刺さらず痛くない。Amazonで調べると、「園芸用トゲが刺さりにくいロンググローブ」とのことであったが、スダチ採りにも十分使える。値段はそれなりにするが、十分価値ある品物であった。

9/13 越境枝の伐採

この日は、敷地外縁に生えている木の枝が隣の畑地に出ているので切って欲しいとのことで、急遽、当該枝の伐採をすることになる。田舎の畑地なので問題なかろうと思うのだが、切ってくれと云われているようである。木は何本もあり、越境している枝は高いところにあるので、脚立に登って、切れ味の悪いのこぎりで無理やり切り落とす。上向き作業なので、腕が疲れる。そして、切り落とした枝を、近くにある畑まで運ぶ。

汗を流して、いよいよ帰る準備。ジュース用に出荷するには勿体ないスダチや、お土産を宅急便で送る。米1俵(30kg)の宅急便代が高い。物流コストも上がっている。

宅急便を出した後、1泊だけ付いているホテルに直行する。そして、兄貴夫婦と待ち合わせ、一緒に、身内の料理屋に行き、甥っ子が釣った「アコウ」(刺し身、アラの煮付け、寿司)とハマチ(刺し身)を味わう。東京ではなかなか味わえない魚である。コップ水にスダチを絞って飲みながら食べる。

泊まったホテルは1泊7日のツアーにセットされているホテル(選択肢がこのホテルしか残っていなかった)で初めて泊まったが狭くて最悪だった。この系列のホテルに二度と泊まることはない。

9/14 帰京

朝8時にホテルを出て、9:30過ぎに、空港に隣接しているレンタカー屋さんに車を返す。10:55徳島空港を出発して、羽田空港に着き、リムジンバスで所沢駅前まで帰る。14:30過ぎに到着。やはり、空港の往復はリムジンバスが楽である。乗れば寝ていても目的地まで運んでくれる。しかし、行きの豪雨の時とは違って、帰ってきた所沢は33度の夏空。熱い。

おわりに

1泊7日(移動日を除くと実質5日)の帰省であった。本当は、「大磯地方創生フォーラム2023」でお世話になった大塚桃奈さんが頑張っている上勝町のゼロウェイストセンター(徳島市内から1時間弱)を訪問したかったが、時間が取れなかった。残念。