コロナ禍の間隙を縫って帰省

新型コロナの緊急事態宣言が全面解除されたことを受け、第6波が予想される冬が来るまでの間隙を縫って、2021/10/08~10/13の期間(移動日を除くと実質4日)、田舎(徳島)に帰省した。コロナ禍発生以降、できるだけ外出を抑えていたため、久しぶりの長距離移動であった。コロナ禍の影響を感じた帰省でもあった。

第1日目

2年ぶりに羽田空港に行った。コロナ禍が収まっていることもあり、意外と空港内に人がいる。空港でのチェクイン&荷物を預ける仕組みがコロナ禍を受け、人を介しないセルフ方式に変わっている。しかし、チェックインして、荷物を預ける場所は離れているし、その手続きの流れを示す案内もない。なぜ、一箇所で処理できないのか不思議である。この仕組みを考えたJAL/メーカーにはDX思想が無いのであろう。近くにいたJALの方に聞くと、ANAは1箇所でできる仕組みとのこと。後で調べると確かにANAの方が理にかなっている。会社の体質がこういうところで露わになる。

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羽田空港を18:25に出発し、徳島あわおどり空港に19:40に到着する。空港からレンタカー事務所まで送ってもらって、予約していたレンタカーを借りる。このレンタカーはSクラスにしては車幅が広く、田舎の細い道を走るには不向きである。シートは軽自動車並みで、フロントガラスに設置されている電波受信機はやたら大きく、信号等の視認のじゃまになる。車載カーナビも検索しにくい。Yahoo!カーナビの方が簡単・便利である。後で、調べるとこの車は、2020年9月には販売終了となっていたが、この仕様では売れないと納得。
長年、レバー式サイドブレークに慣れてきている者にとって、足踏み式パーキングブレーキはなじまないが、アラウンドビューモニターはやはり良い。

空港から、徳島駅前のホテルに向かい、契約している駐車場に入れて、ホテルにチェックイン。

第2日目

10時前にホテルをチェックアウトする。チェックアウトは、コロナ禍前から普及していたセルフシステムである。このコロナ禍で、標準仕様になったのではと思料される。

ホテルを出て、面会予約をしていたお婆ちゃん(家内の母)に面会に行く。90歳を超え、認知症が進み、デイサービス施設から、病院に移ったばかりである。コロナ対策をして、お婆ちゃんと会う。デイサービス時代は杖を突きながらも歩き、施設の仲間に会うのを楽しみにしていたが、病院で会った時には車椅子を使用していたというか、使用させられていた。歩かないので足がむくんでいた。2日後に家内が二度目の訪問をした時には安全ベルトで車椅子に縛られていたとのこと。やはり施設と病院は違うということを実感する。
徳島市内郊外にある家内の実家に帰ってきて、お墓の掃除を掃除をする。山裾の斜面にあるお墓への道は急で、年々きつくなる。近くにいる親戚の方が、時々、お墓の掃除をしてくれているとのこと。

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第3日目

朝10時過ぎに、徳島市内の家内の実家を出て、阿波市にある自分の実家に向かう。吉野川に沿って、約1時間。レンターカーの運転にも少し慣れてくる。先に、お墓参りを済ませてから、実家に行く。三々五々、兄弟夫婦が集まってきて、2年ぶりに一同で昼食を楽しむ。やはり、田舎は良い。兄弟から、野菜、うどん、お米をお土産にもらって散会。

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夜は、徳島市内にいる兄夫婦とその息子と一緒に、親戚が開いているお店で魚三昧の夕食。兄の息子が釣り好きというか漁師並みで、仕事(鳴門の渦潮の観潮船の運転)が終わったあと、釣った魚を持ち込んでいるので、普段なかなかお目にかかれないサイズのイサキとかグレを食す。グレとイサキの刺し身・寿司、グレのしゃぶしゃぶ。スダチを絞って食べるのが徳島では当たり前。徳島の魚は美味い!

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第4日目

朝7時、家内の実家のスダチ畑の草刈りに行く。高松市に居る家内の姉夫婦が来ても、お婆ちゃんの世話と実家の掃除に追われ、スダチ畑まで手が回りかねるとのことで、草刈りをして欲しいと云われていたので、カマで4時間ほど草刈りをする。流石に、手刈りは疲れる。昼食を食べたあとは、何もできない。筋肉痛!

第5日

家内の姉が来たので、草刈り機の使い方を教わり、スダチ畑に行き、2時間ほど草刈り機と草と格闘しながら、なんとか目立った草を刈り取る。やはり、草刈り機はすごい。背丈ほど伸びた草も刈り取れる。充電式のバッテリーが2時間ほどで切れるので、この日の草刈りは終了。あと少し、草刈りが残ったのが心残りであるが。

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午後は、休憩した後、実家の片付をしながら、帰京準備。米、スダチ、うどん等を宅配便の集荷センターに持って行き、発送。米が重い(60kg)ので宅配便代もそれなりに。

第6日目

徳島空港隣接のレンタカー事務所で車を返し、徳島空港へ。徳島空港は従来どおり人手での荷物預け処理。コロナ禍の影響で乗客が少ないのか、小さめの機材に変更。徳島空港を11:45に出発し、羽田空港に13:00着。羽田に着くと、徳島に比べ、7度ほど気温が低く、半袖Tシャツでは寒く、空港にあるユニクロ店に飛び込み、長袖シャツを購入。この羽田店はユニクロPayが使えないレトロな仕組みでびっくり。

空港に来るときは電車であるが、帰るときはリムジンバスを使う。リムジンバスの乗客は数名で、高速道路も車は少なく、渋滞がまったくない。コロナ禍の影響で、まだまだ人流、物流が本格復活するまでには至っていないことを実感する。おかげで、いつもは1時間半から2時間程度かかるところを1時間15分程度で所沢駅前に到着。

 

コロナ禍発生以降、初めての2年ぶりの長距離移動、いろんな意味で新鮮であった。