コロナ禍の神社と七五三

2022年11月13日(日)、快晴(最高気温24度)、息子の孫2人(長女、次女)の七五三のお祝いに東伏見稲荷神社に行った。長女の孫が3歳のとき以来なので4年ぶりである。その間にコロナ禍になり、コロナ禍下での七五三となった。

髪結いと着付け

朝8:08発の電車に乗り、近くに住む息子のマンションに8:30頃につく。孫二人は近くのヘアサロンに行って、日本髪を結いに行っていたが、しばらくして帰ってくる。この日のためにふたりとも髪を伸ばしていた。お風呂に入れる時、髪を洗うのが大変だったが、七五三が終われば、伸ばした髪を切るとのことなので助かる。

帰ってきた孫に着物の着付けをする。着付けは家内の役目。体のサイズと着物サイズが異なっているので四苦八苦しながらもなんとか着付けをする。簡単な着付けの下の子はともかく、上の子は一応それなりの着付けの手順を踏んでいた。見ていて、準備するものや、着付けに要する時間を考えると、確かに着物を日常的に着るのが大変なことがよく分かる。加えて、着付けの仕方を知らないと自分で切れない、人に着せられない。

下の娘の着付け

下の娘の着付け終了

上の娘の着付け開始

バラの花の帯結び

先日、たまたま、知り合いの女性の学者先生が海外での学会に参加したときの様子をSNSにアップしていたが、その時、りっぱな着物を着て写っていた。着物や着付けをどうしたのか、今度あったときに聞いてみたい。

東伏見稲荷神社で七五三

息子のマンションを出て、車で東伏見稲荷神社に向かう。10:30すぎに到着。息子の嫁のお父さん・お母さんと神社境内で落ち合う。以前のときほどの七五三の賑わいではないのはコロナ禍のせいだろうか。

東伏見稲荷神社の境内から登ってきた入口の鳥居を見る

東伏見稲荷神社の由緒

コロナ禍の影響を反映しているのが「手水舎(てみずや)」である。手水舎は封鎖され、代わりにアルコール消毒液のボトルが置かれている。神様のご利益もコロナウィルスには効かないようである。コロナ禍の象徴的光景である。

コロナ禍の手水舍

参考:神社にある「手水舎」の読み方とは?正しい作法で身を清めてから参拝を 2022年9月27日 更新 2020年9月30日 公開  Coeurlien 

着物姿でこれから祈祷へ

まずは、祈祷を受ける。やはり、以前に比べて祈祷を受ける人が少ない。神主の声も小さく所作もぎこちない。マスクのせいだけではなく思われ、ありがたみが今ひとつ。祈祷が終わり、千歳飴や風船等を受け取る。後で、孫が千歳飴を取り出していたが、円高のせいでもあるまいが、以前より小さい感じがする。

祈祷の風景

そのあとは、境内の中で写真撮影。頼んでいた派遣のカメラマンと、あちこちで孫を中心に写真撮影。カメラマンも子供をなだめつつ、親たちに気を使い、なかなか大変である。13時頃にすべて終了。車で、子どもたちの着替え。上の娘は着物を脱ぐと、着物の圧迫で上半身が赤くなっている。子供にはきついのに、ニコニコしていたはすごい。子供なりに成長している。

境内風景

11月中旬にしては暑い中といえ、天候に恵まれ、孫の成長も実感でき、良き日であった。