モバイルライフの変化・進化

近年、スマホが固定電話さらにはガラケーガラパゴスケータイ)を駆逐し、LINE等による写真を含めたやりとり、さらにはビデオ通話(画像付き無料通話)が当たり前になっていた。そこに、コロナ禍をきっかけに、外出自粛・テレワーク普及によるZoom等によるオンライン会議が一気に加速している。いまや、ほぼ毎日、Zoom会議をしている。

 スマホ

スマホが固定電話の普及を上回って久しい。スマホになって、手帳類がなくなり、夕刊もスマホに取って代わられた。特段のドキュメント作業等をしなければノートPCも不要である。E-mailアドレスが複数あっても、全てGmai経由にしてスマホで受発信できる。そして、最近はちょっとした連絡や家族なら、ビデオ通話(LINE)の方が簡単で、Mailも不要。車に乗っても、スマホカーナビが使え、車載カーナビは不要。殆ど、スマホ一つで事足りる。

スマホが普及したため、全世代で見れば世帯の3割が固定電話を保有していない。若い世代は、いまや、世帯として固定電話を持たないのが当たり前になっている。わが家の子供達世帯も固定電話はない。家族(独立した子供や孫達)のやりとりは殆どLINEである。4歳の孫でさえ、スマホを操作できる。おかげで、ほぼリアルタイムで子供や孫が何をしているか画像付きで分かる。

f:id:newseitenx:20200924092754j:plain

出典:20代世帯では5.1%…固定電話の保有状況をさぐる(2020年公開版) 7/9(木) 5:30 YAHOO! JAPAN ニュース
LINE(ライン)の使い方 
「LINEは日本企業」、韓国親会社トップが言明 韓国ネイバー創業者、李ヘジン氏インタビュー(2) 2016年7月26日 日経ビジネス 

 そのスマホSIMロックを解除(2015年5月、総務省SIMロック解除を義務化)し、SIMフリーにして、格安モバイル通信にすれば、使用料はメガキャリアの約半額になる。最初から格安SIMをセットアップした格安スマホもある。iPhoneauからUQモバイルに変更したが、通信速度に不便を感じたことはない。家族割り(毎月500円割引)もある。おかげで、夫婦で毎月1万円程節約できている。
SIMフリーを徹底解説!2020年9月のおすすめSIMフリースマホ 2020/09/01
携帯用のノートパソコン(LTE,4G対応)も、最近は外出自粛・テレワークがメインとなり、自宅のWi-Fiが使えるため、データ通信容量も殆ど使わない。このため、データ通信は従量料金(最低料金180円/月)に近いHISモバイルに変更した。他社であれば、3GBで1,000円/月程度なので、WI-FI環境での作業が主体の者にとってはありがたい。
データ通信専用の格安SIMカード(MVNO)比較 価格.com  

オンライン会議

コロナ禍以降、外出自粛、非接触、そしてテレワーク/オンライン会議と云う流れが続いている。オンライン会議において、Zoomが一気に浸透した。リスクがあるといわれながらも、使いやすいために利用されている。Zoomのリスクについては現在も懸念される方が多いようであるが、機密情報、機微情報でなければ、リスク対策をしながらリスクを認識した上で使用すれば便利なツールである。企業としての利用と、個人(プライベート)としての利用とでは、セキュリティに対するリスク許容度が異なる。
Zoomの危険性 使用禁止する企業、組織が増えている理由 IT小僧の時事放談 2020年9月23日 

Zoomに刺激され、MicrosoftGoogleも、 Microsoft Teams やGoogle Meetの強化に力を入れてきている。企業の規模・業種、個人の利用(教育、プライベート)、イベント等、さらにはリテラシーにより、適切なオンライン会議ツールは異なる。

【2020年7月版】オンライン会議アプリ8種を比較。Zoom、Teams、LINEの違いとは…ポイントは主催&参加のしやすさ 太田百合子 [テクニカルライター] Jul. 01, 2020, 11:30 AM  TECH INSIDER 

f:id:newseitenx:20200924093811j:plain出典:Web会議システムの利用シェアはトップの「Zoom」が35% ーーテレワークの支援ツール調査を発表 2020年05月22日 

f:id:newseitenx:20200924095439j:plain

f:id:newseitenx:20200924095455j:plain

出典:人気のWeb会議ツール、アメリカの断トツ1位はZoom、日本は? 2020.05.03 @DIME 

 Zoomは無料でも機能的には問題ないが、使用時間が40分に制限されている。絶妙な時間制限で、簡単な打合せをする場合であれば問題ないが、やはり実際の打合せにはやや厳しい。このため、今月から、有料(Zoom Pro:2,000円/月)にした。

最近、Zoom会議のホストになることも少なくないが、その際になかなか操作が分からなかったのが、参加者が使用する資料を「画面共有」する設定だった。しかし、最近、その設定の仕方もようやく分かった。やはり、実際に使ってみてあれこれ操作するしてみるしかない。

f:id:newseitenx:20200924100918p:plain

出典:参加者の画面共有をオン・オフ  ZOOM + a

最後に

ITの世界はなんだかって云っても使ってみないと分からない、ついて行けない。いままた、非常勤をしている大学院の9月末からの秋期講義の開講に向けて、一人Zoom会議をしてその録画を大学のMoodle にアップしてオンライン講義(オンデマンド講義)にトライしなければいけない。いつまで経っても、リテラシー向上にも終わりはなさそうである。諦めれば、一気に世の中の流れからこぼれてしまう。そういった意味で、現在そして今後とも生涯現役の時代なのだろうと実感する。