上田研二氏を偲ぶ

2022年5月15日、㈱高齢社(2000年1月1日設立)を興し、そのノウハウを余すことなくオープンにし、高齢者の働く場づくりの支援をしたいと一般社団法人高齢者活躍支援協議会(略称:高活協)を立ち上げ、高齢者派遣事業の普及に尽力された上田研二さんが亡くなられた。そして、先日(2022年7月25日)、高活協主催での「偲ぶ会」が催され出席しました。改めて、ここに生前の上田さんを偲び、哀悼の意を表したいと思います。

2年前に出版された「53の言葉」に託した遺言が、本当に「遺言」になってしまいました。

上田さんとは、高活協の設立準備段階(2009年)からお付き合いさせていただきましたが、その頃から既に、パーキンソン病を「持病」として「自己紹介」に記していました。しかし、鰻やそばを食べ、おやつにはアイス、そしていつでもどこでもだれにもダジャレで最後まで明るく振る舞われていました。すべてが許される「ダジャレ特区」でした。

上田さんは、また、メモ魔でもありました。上田さんの紹介資料を作成するときに、見せられた記載内容をみるとある種の感動を覚えたことを想起します。

備忘録

高活協は設立当初は「高齢者活用連絡協議会」という名称で発足しましたが、高齢社会NGO連係協議会の代表理事の一人である樋口恵子さん[(特非)高齢社会をよくする女性の会 理事長]から、「活用」はいかがなものかとのご指摘を受け、「活躍支援」に改めた次第。いずれにしても、上田さんの「連絡協」(現在の高活協)設立の経緯・思いを知っていただくための「物語」を発足に当たりとりまとめました。にこやかに物語を語ってくれた上田さんの笑顔が思い出させれます。

その後は、メディア、雑誌、そして海外にも講演に出かけれら、八面六臂の活躍をされていたのは多くの方がご承知のとおりです。

高活協 第1回シンポジウム 

高活協 第2回シンポジウム

高活協 第3回シンポジウム

ドイツでの講演

(合掌)