超高齢社会における駅の価値の見直し

辻堂駅

最近、とある居住支援法人の代表にお話を伺いに同行した帰りに、同行者と最寄り駅(辻堂駅)でコーヒーでもということで喫茶店を探すため、駅に直結したテラスモール湘南に行った。

この施設は、2011年(平成23年)に駅隣接の工場跡地の再開発により整備された複合商業施設(開発・管理・運営:住商アーバン開発㈱)で、湘南地域最大級とのこと。

確かに、モール内を歩くと、広大で平日にもかかわらずそれなりに来訪者がいる。入った喫茶店のお客は我々以外は全員女性であったが。こうした施設が女性をターゲットにせざるを得ない理由が実感できる。先日、とある地方創生に関する講演で、「若い女性に魅力あるまちづくりをしないと地方に人は帰ってこない」といっていたことを想起した。

同行者のふと漏らした「駅に直結しているので来やすい」と云う言葉にハッとした。確かに高齢者になると、車を自在に運転できる若壮年層の者と違って、駅だと電車にさえ乗れば来られる。ましてや、今後、さらに高齢者は増え続け、高齢単独世帯が太宗となる。免許を返納した高齢者は電車でないと買回品を購入できる場所に行けない。駅ビルあるいは駅直結施設の商業サービス施設は超高齢社会には不可欠な機能であることを思い知らされた。

所沢駅

そういえば、地元の所沢駅でも駅ビル整備(現在も残り半分の整備中)がなされ、その中に店舗が出店し、大いに賑わっている。一方で、駅に直結していた百貨店が閉店し専門店ビルに衣替えした。商店街通りを少し歩いた先にあるスーパー(元ダイエーのイオン)も閉店した。

そして、それらに変わるように、所沢駅西口の西武鉄道の車両工場跡地で大規模な再開発が進行中である。実は、その事業主体がテラスモール湘南事業主体と同じとのこと。不思議な縁を感じる。確かに、辻堂駅テラスモール湘南と同じような条件下にあり、広さも十分ある。所沢市も買い回りがしやすい街になる。所沢駅を中心とした拠点が生まれようとしている。

集客拠点の変遷

かっては、神社仏閣とその参道沿いの商店街。そして鉄道時代になると、鉄道駅と駅前商店街(含む百貨店)で集客ゾーンが形成されていた。それが自動車時代になると、郊外に大規模駐車場を備えた大規模商業施設に買い物客は流れ、駅前商店街はシャッター通り化し、百貨店は廃れた。徳島県などは唯一残っていた「そごう徳島店」も2020年8月に閉店されることになり、ついに国内で最初の百貨店ゼロ県になるとのこと。徳島県出身者としては寂しい限りである。

交通の変化に加え、近年は業態変化も進展している。その流れの一つは、コンビニの普及である。これにより、まちなかの単品的小売店はほぼ消滅(業態転換)した。二つ目の流れは、IT技術革新により、Amazonに代表されるECの拡大、さらにはヤフオクやメルカリのようなC2Cプラットフォームの活用が進展して、リアル店舗は単にモノを売るだけの機能ではもはやその存立が難しくなっている。

そうした時代の流れが、人口臓の変化により、超高齢社会が到来した。移動弱者すなわち買い物難民が増え、再び、公共交通に依存せざるを得なくなり、鉄道駅の価値が高まっている。

集客の拠点が何処に位置するか、それは時代構造を反映している。近い将来、移動弱者を支援する自動運転車やMaaSが主流になったとき、集客拠点は何処になるか、リアル店舗施設とバーチャル店舗サイト(EC)の融合はどのようになるか、まちづくりはそうした来たるべく未来を見据えながら考えなくてはならない。

 

超高齢社会の住まい方のあり方

高齢者の入居制限の実態

最近、あるシニアの方の転居探しに際し、その厳しい実態を思い知らされた。この方は、70歳を超えてはいるが45年近く会社を経営し、いろんな公益財団法人やNPO法人等の理事をされている「現役」である。その方が、個人契約するには年齢制限をクリアできず、経営している法人で契約するには従業員数制約(従業員50名以上)をクリアできず、入居を希望した賃貸アパートの契約ができなかった。

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新たな課題対応型まちづくりの組織/仕組みについて

時代環境の激変と地方創生の流れ

長命化しつつ総人口が減少する社会構造の流れは、地方・地域においては、高齢者比率だけではなく、独居高齢世帯や要介護者も増加している。連動して、空家や空き農地・耕作放棄地、手入れ放棄山林、さらには所有権放棄・所有権不明地も増加している。そうした中、気象変動に伴う自然災害の激甚化・頻発化が生じ、従来の防災・減災概念・対策基準を超えたレジリエンス(適応力)対応が問われている。財源が縮小する中で、生活・福祉・防災等が連動したきめ細かいまちづくりが求められている。

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大磯 定置網漁をみる

2019年10月28日(月)、大磯港沖合(神奈川県)での定置網漁を船に乗って見る機会を得た。大磯地方創生事業推進コンソーシアム(略称:大磯コンソ)の会員の一人が企画している「大磯の定置網でとれる魚で市場に流通しない規格外の魚を活用(町内循環経済)する仕組みづくりを行う」というProjectの支援をするために、まずは現場を実際に見てみないとはじまらないと云うことで、手配を頂いた。 定置網のイメージは知っていたが、実際に乗船してみるのは初めてである。

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台風15号に想ふ ~自然災害へのレジリエンス~

「令和元年台風第15号」の被害からの復旧(特に千葉県下の停電、屋根の修復)が遅れている。首都東京から数時間の距離にあるにもかかわらず、このような状態が発生していることに危機感を禁じ得ない。

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夏巡業大相撲秩父場所を観る

2019年8月7日、令和元年夏巡業大相撲秩父場所を観に行った。大相撲は小さい頃から大好きで、一度、本場所を観に行きたいと思いつつ、テレビ観戦のみであった。今回、秩父市に住む娘夫婦が一緒に観ようとチケットをとってくれたので、地方巡業も含めて、実際にはじめて観ることができた。開催場所は、秩父市文化体育センターで、この施設のこけら落としの平成2年に秩父場所が開催されてから、29年ぶりとのこと。

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はやぶさ2とアポロ

はやぶさ2 第2回タッチダウン

<本日(7月11日)、「はやぶさ2」探査機は小惑星リュウグウへの第2回タッチダウンを行いました。タッチダウンは、機上時刻で10:06(日本時間)におこなわれ、成功しました。>とJAXA が発表し、日本の宇宙技術の進化を証明して見せた。

はやぶさ2の「主製造業者」は 日本電気、「打上げ機」は H-IIAロケット26号機(製造:三菱重工業)である。日本のメーカー主導による国産技術である。昨今、日本の製造技術・品質の遅れ・退化等が云々されているが、こうしたフロンティア分野で先端技術が着実に蓄積されていることはすばらしい。

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令和の年金騒動

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」が令和元年6月3日に公表されたことに端を発し、「年金」に関する議論が再び勃発している。この金融審議会のオブザーバーには、財務省厚生労働省日本銀行も入っており、データ提供を始め、内容は当然、承知していたはずであるが。

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「ふるさと納税」と「道の駅」

ふるさと納税については、本ブログでも過去2度言及したが、いま、ふるさと納税制度が大きく変質しつつある。
 2015-02-25 ふるさと納税の仕組みと効用
 2017-09-17 ふるさと納税のその後

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