秩父夜祭にみる地方創生

2018年12月3日(月)、2年前にユネスコ無形文化遺産に登録された秩父夜祭を2年ぶりに観に行った。2度目である。加えて、その後も時々、秩父に来ていることもあり、前回よりも土地勘があり、自由に動ける。今年は、12月2日の宵宮では、歴史を見直し、過去にされていたとのことで、一部の屋台曳き廻しが復活したとのこと。

▼前回のブログ:無形文化遺産に決定した「秩父夜祭」を観る - 仕組みの群像

秩父夜祭2018年 行事案内 パンフレット

特急レッドアロー号で西武秩父駅に10:53に着く。すでに、駅前広場は交通規制され、出店の準備が進んでいる。駅から徒歩数分の市役所に行く。市役所前に秩父公園があり、その公園に団子坂がつながっている。この団子坂を山車が登り、公園に山車が勢揃いして終演となる。公園に望む市役所の敷地に観覧席いわゆる桟敷が設置されている。桟敷の料金は6,000円で、当日券が販売(秩父観光協会)されていた。     

地方のまちの拠点である市役所及び周辺を祭りのクライマックスの場として上手く利用している。秩父市(人口6.3万人)が地方創生の核として、祭りを考えていることがよく分かる。

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出典:秩父市HPより

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出典:「市報 ちちぶ」より

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 市役所を抜け、山車の出発地である秩父神社に向かう。秩父神社の境内では、例大祭としての儀式が行われている。通りにも、出店が準備で忙しくしている。準備できたところはすでに営業もしている。小中学校は休校とのことで、児童・生徒が群れて出店を楽しんでいる。聞くと、「年次有給休暇を活用して、秩父夜祭に出かけましょう!」との呼びかけ(埼玉労働局)がされているとのこと。まちを上げてのお祭りにしようという熱い想いが伝える。

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一旦、娘の家で休憩し、孫(3歳)の手を引き、10kg超の孫(1歳)をおんぶ紐で抱っこして雑踏を避けつつ、観に行く。神社の儀式も終わり、境内は全面開放されている。神馬も見えた。山車も最後の飾り付けの追い込みに入っていた。スーパーの駐車場ではお囃子の舞台があり、大勢の人が休憩がてら観ている。このお囃子は、なんとなく阿波おどりの「よしこの」と似ている。三味線がないだけである。徳島にいる頃、大太鼓を叩いてこともあり、太鼓に見入る。

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しばし、休憩し、いよいよ本番の「夜祭」を観に行く。すごい雑踏である。両側に並んだ出店が祭りらしさを盛り上げている。これもやはり、祭りという「ハレの日」の日本の原風景のひとつなのかもしれない。

時折上がる花火を見上げながら、秩父公園を目指して路地を徘徊する。花火の上げる方向が道案内になる。この花火の打ち上げ場所は春の芝桜で有名な羊山公園とのこと。花火の見える場所、曳かれる山車がみえる場所には人が集まっている。あちこち歩きながら、ようやく、団子坂を上がりきったところにある見どころポイントに着く。人をかき分け、なんとか山車が見える位置を確保して、山車が上がってくるのを待つ。最後の2つの山車が上がってくるのをみることができた。立派な花火も上がる。

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22:00頃には全ての山車が上がりきり、花火も終わり、全ての山車が並ぶ。22:30頃、交通規制が解かれ、山車の周りに見物客が殺到する。バックに見えるライトアップされた市役所が美しい。よく考えている。                       これでイベント的には終了だが、山車がそれぞれの地区の収納場所に帰るのは朝4時頃とのことで、曳く地元の人は大変である。

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体が冷えたので出店で温かい甘酒を飲み、西武秩父駅に行く。23:20発の臨時特急のレッドアローで帰途につく。深夜1時45分頃、自宅着。1日に3度、祭りを観て歩き、総歩数1.6万歩。秩父夜祭というイベントを活かした秩父の地方創生が上手くいっていることを実感した1日であった。