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無形文化遺産に決定した「秩父夜祭」を観る

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秩父の夜祭

2016年12月3日(土)、「秩父の夜祭」を初めて観に行った。この夜祭は秩父神社例大祭で、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭りの一つとして知られている。花火が6千発あがり、山車と花火が一体となっているのが特徴とのこと。

15:22、西武所沢駅から西武鉄道のレッドアロー号に乗り、西武秩父駅に向かうが、臨時電車が出ていることもあり、特急でありながら途中停車があり、いつもより時間を要する。秩父駅に近づくに連れ、電車内のトイレに立つ人が多くなり、列をなしている。

西武秩父駅に到着し、ごった返す中、娘夫婦とご両親の案内で山車のコースを逆に歩き、出発地の秩父神社に向かう。山車の最終ゴール地の直前の急坂の団子坂は最大の観光スポットということで有料の桟敷席が設置されている。まだ、夕方5時過ぎにも関わらず、既に待っている人がいる。花火と併せたピークは祭りの最後の夜の10時とのこと。日本人は我慢強い。

この日は、この時期にしては暖かく、土曜日であり、加えて、12月1日にユネスコ無形文化遺産に決定した直後でもあり、ものすごく混雑している。沿道の出店もこれまたすごい。これほど、出店が多いのを見たことがない。祭りのあとのニュースを眺めていると、これまで20万人と云われていた観光客が今年は33万人と急増していたとのこと。あの混み具合に納得である。

「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産代表一覧表への記載決定 (外務大臣談話) 平成28年12月1日日本三大曳山祭のひとつ「秩父夜祭」

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秩父神社の近くの休憩コーナーで屋台の蕎麦を食べ腹ごしらえをする。ここでトイレに行くと、男性用はそれほどでもないが、女性用の方はすごい列ができている。こうした祭りのときのトイレ設備は重要である。祭りの印象さえを左右する。

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花火の打ち上げは夜の8時から10時までということで、それまでの一時を知り合いの方の家で休憩する。初めてお会いするにもかかわらず、歓待いただき感謝感謝である。休憩させていただき、いよいよ祭りの本番の中に突入ということで、孫を娘夫婦のご両親に預け、途中の喫茶店で頃合いまで待った後、山車のコースに近づく。途中の通りの風情が良い。リノベーションを本格的に行えば、もっともっと良い空間になるのでは思いつつ歩く。

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さて、山車のコースに行くと、丁度、山車の真後ろに入ることができた。しばし、山車の後ろをついて歩く。山車が道を曲がるときには、山車の後ろが上がり、緊張感と迫力がある。

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しかし、団子坂の入り前で、ハッピを着ていない者はコースから締め出され、別のゴール前につながる坂を登る。これがまたすごい押し合いへし合いまさに団子状態。その状態で待っていると、花火の打ち上げとともに山車が団子坂を上がってくる。あの連発花火は山車を引く人達への激のような感じがする。

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写真を取ろうとすると、前方で、棒を伸ばして写真を取っている輩が居て、本当に邪魔だし、みんなに迷惑をかけている。折角の写真が台無しである。1964年の東京オリンピックの聖火台の着火時に、カメラを長い棒につけ聖火台に近づけ記念すべき一瞬を台無しにしたカメラマンがいた事を思い出した。

ということで、メディア以外は取れそうもないよく見る画像は下記を参照ください。 ▼秩父夜祭り画像(Google 検索)

最後の花火と山車が上がって夜祭も終了。10時半に交通規制も解除されるとのことで、警官が歩道を歩くように促している。秩父の夜祭を堪能できた。

再び、娘夫婦のご両親と会い、宿泊場所のゴルフクラブハウスに送って頂く。ホテルが取れないので、ゴルフクラブの宿泊を取って頂いた次第である。途中の道が1本道ということもあり、渋滞している。11時半過ぎにクラブハウスに到着する。ご両親には本当に遅くまでこれまた感謝感謝である。急いで、大浴場で汗を流し、眠りに着く。

秩父の朝もや

翌朝、8時過ぎにクラブハウス廻りを散策する。昨夜は真っ暗闇でよくわからなかったが良い場所にある。既に日は昇っていて雲海まではいかないが朝もやがきれい。クラブハウスの正面に見える山並みもきれい。なかなかの眺めである。ゴルフはしないし、クラブハウスも入ったことがなかったので、いい経験ができた。

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秩父の温泉

9時半にクラブハウスの食堂で、迎えに来てくれた娘夫婦と孫と一緒に朝食をとる。10時にクラブハウスを出発し、「星音の湯」 に行く。10時半から約2時間ここでゆったりと湯に浸かる。弱アルカリ性の湯と、薬用湯(当日はアロマ湯)で、適温(40度)でもあり、長く浸かっていられる。建物も新しく、これまたなかなかいいところである。

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秩父の鍾乳洞

お湯を出てから、「石龍山橋立堂鍾乳洞」に行く。秩父はセメントの一大産地であり、石灰石の山が多く、その中に鍾乳洞があっても不思議ではない。鍾乳洞そのものは、地下水の流れが無く、普通の鍾乳洞のような鍾乳石が氷柱状にいまもって育っているということではない。庭で言えば、枯山水と云ったところか。縦穴形態で、狭い箇所をくぐり抜けたり、急な階段を登ったりと、意外と疲れる。

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鍾乳洞を出てきたところで、アイスクリームを食べ、古民家を移築した豪壮な蕎麦屋で蕎麦を食べる。平麺であるが、腰があり、美味しい。店の方の応対も良い。

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こうして、秩父西部駅に送ってもらい、15:25発で帰る。ほぼ丸一日、秩父を堪能した。何度か秩父に来たことがあるが、秩父の良さが少し分かった気がする。深謝!