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若冲展を観る

上野公演の東京美術館で開催中の「生誕300年記念 若冲展」(2016.4.22~5.24までの1ヶ月間の企画展)を観に行った。混雑が予想されたので、GWの谷間を狙って、5月2日に行ったが、10:15頃につくとすでに長蛇の列。当日チケット売り場にも列ができていた。数日前に通販で当日券を買っておいて良かった。立て看をみると「100分待ち」とある。建物の中に入っても、もぎりの場所まで並んで待つ。そして、ようやく、入場。確かにほぼ100分待って展示場に入ることができた。

ニュースによると、この日(5/2)に入場者数が10万人を突破したとのこと。

「若冲展」入場者数10万人突破 日本経済新聞Web刊、2016/5/2 21:06 東京都美術館(東京・上野)で開催中の「生誕300年記念 若冲展」(日本経済新聞社など主催)の入場者数が2日、10万人を超えた。10万人目となったのは東京都小金井市の内山雄二さん(68)。内山さんには東京都美術館の真室佳武館長から展覧会図録が贈られた。同展は国内外で人気の高い江戸時代の絵師・伊藤若冲の初期から晩年までの代表作約80点を紹介する過去最大規模の回顧展。今月24日まで開催、9日のみ休み。

[caption id=“attachment_1901” align=“aligncenter” width=“640”]この右側に長蛇の列。最後尾が遠い。 この右側に長蛇の列。最後尾が遠い。[/caption]

[caption id=“attachment_1902” align=“aligncenter” width=“640”]この建物を右に曲がってようやく会場の入り口が見えてくる。 この建物を右に曲がってようやく会場の入り口が見えてくる。[/caption]

[caption id=“attachment_1903” align=“aligncenter” width=“639”]IMG_2285 待ち時間の案内板[/caption]

 

展示室もすごい人混み。若冲の細密な描写を確認したいのか、一番前の列がなかなか動かない。大柄な人が前でじっといると何も見えない。テレビで放映されていた見所の講釈をたれて観ている人も多く、動かない。講釈をたれずに動いて欲しい。館員の誘導案内が適切でないことも相俟って動かない。これほど動かず混雑していてのは初めてである。

じっくり見たい人用の一列目、そこそこ観れればいい人用の二列目、三列目に分けて観ないと全体が動かない。案内誘導の仕組みが悪い。考えて欲しいものだ。

そういう流れの中で、1列目と二列目あたりを行ったり来たりしながら観た若冲の絵の感想は、確かに白色の使い方というか活かし方が際立っている。そして、一気の筆使いと細かい描写のバランスはさすがである。さらに、多くの作品を一堂に観て感じたのが、中小作品はパーツの習作的な感じがしたこと。うまく描けた習作に落款を押したのではないかと思われるほど、パーツ化している。それらの練習というか習熟を経て、大作に活かしたのではと思われた。

メイン展示の動植綵絵はさすが若冲を代表するだけある作品群である。集大成的な感じがした。しかし、釈迦三尊像は云われるほどの感動は感じなかった。細密というか丁寧に書いただけという感じである。その他もテレビで盛んに喧伝していたことと実物を見ての違いがあった。

作品の中でも、さすが宮内庁三の丸尚蔵館)は良い作品を所蔵している。ひときわ鮮明な鮮やかな作品であった。宮内庁はもっとたくさんの良い作品を所蔵していると思われるので、若冲にとらわれず、逸品の宮内庁特別展を企画して欲しいと願う。

若冲展20160503

若冲展20160503_0001

 

若冲展20160503_0002

 

[caption id=“attachment_1913” align=“aligncenter” width=“448”]パンフレット パンフレット[/caption]

観おわり出口付近に来ると、関連グッズ売り場があり、ここでも会計待ちの長蛇の列があった。それを横目に外に出る。時は、13:15。足が痛い。