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ハワイ旅行 雑感

History 旅評

2014年6月2日から6月7日の4泊6日で、初めてハワイ(オアフ島、ハワイ島)に行った。プライベートでの海外旅行は初めてであった。家族と一緒に海外に行くのも初めてであった。海外でのいわゆるリゾート婚なるものも初めて経験した。海外出張とは異なるハワイ旅行での雑感を記す。

渡航

まず、パスポートが切れていたので、10年パスポートを申請する。申請に当たって,自宅でデジカメ写真を撮り、パスポート申請写真作成のフリーソフトで写真を調製して持参すると、顔のサイズと余白がなんだかんだと云って受け付けない。そんな微妙な差違を世界各国がクリアしているとは思えないが、とにかく受け付けないので、1週間後、再度微調整して申請し直す。日本の役所の現場の杓子定規な対応が未だ直っていないことを再確認する。

次いで、ハワイ往復の渡航チケットをWEBで捜し、エアーライン系のWEB限定ツアーを予約する。ツアーとは名ばかりの要するに一人ツアーの仕組みである。現地でのオプションツアーもいろいろサイトで調べ、2つほど予約しておいた。これで結婚式の前後の日が埋まり、ハワイ到着日、ハワイ出発日を除き、すべての旅程が決まる。結構、忙しい。確かに、ハワイを堪能するには,何度となく訪れるしかないことを旅程決めの段階で実感する。

そして、渡航前に自宅のPCからビザ免除プログラムに基づく電子渡航認証システム(ESTA) の登録を行う。1人14US$の費用で2年間有効である。年間数百万人の登録者がいると云うことであるから、アメリカにとっては費用削減と収入確保が図れ、良い仕組みである。日本にこういう仕組みがあるか調べたがよく分からなかった。

▶第1日目 出発日

今回の出発空港は羽田国際空港であった。アクセスに便利な羽田から海外に行けるのは本当に便利である。こうなると、成田空港のアクセス利便性を上げないことには、成田空港の評価は下がる一方であろう。いろいろ話題になっていた羽田国際空港ラウンジを始めて見たが、メディアが喧伝するほどのことはない。夜の時間帯であったためかもしらないが閑散としている。国際空港独特の国際感、猥雑感、ワクワク感はない。中途半端な感じである。

羽田国際空港を日本時間6月2日22:55に出発し、機内で軽食、食事をとり、ハワイのホノルル空港に現地時間で6月2日11:00頃到着する。入国審査で、両手の5本指全ての指紋、顔写真をとられる。個人生体情報がアメリカに取得、保管されてしまった。逆に、インテリジェンスが弱いとされる日本こそ、こうした仕組みが必要ではないかと思う。

時間を要した入国審査、税関審査を終え、空港からワイキキのホテルまでツアー申込先の案内バスに乗ってツアーデスクまで行く。いろんなタイプのツアーを発売し、集客し、ワイキキの拠点としてHyatt Regency Waikiki Beach Resort and Spaにツアーデスクを置き、そこに各種のツアー客を集め、説明し、デリバリーする仕組みとなっている。

ツアーデスクでの説明後、そのホテル内を歩いていると、アロハシャツやムームーを売っている店があったので覗くと、日本人が運営している店であった。アロハシャツ、ムームー事情を聞く。着いたばかりなので、一回りしてからまた還ってくると行ってひとまず退散し、宿泊ホテルに行く。

宿泊ホテルのShearon Princess Kaiulaniに着くと、本来の受付とは別に、日本人団体客用受付ルームがある。この宿泊ホテルは、名前と由来は立派であったが、建物が古く、室内設備が悪い。冷蔵庫にビールとミネラルウォーターを入れておくと一晩で凍ってしまう。トイレは水洗ではあるが,ウォッシュレットではない。ベッドサイドのライトはつかない。室内スリッパもパジャマもない。確かにリゾートホテルであるが、日本のビジネスホテル以下のサービス内容である。いずれにしても、ホテルでは、単に寝るだけなので問題はない。シャワーのお湯はちゃんと出るし、トイレ事情も某国よりもよい。途上国での長期海外出張を経験した者にとっては十分である。

荷ほどきをし、着替えてから、カラカウア通りや日本の原宿の裏通りのような露天路地等を散策しながら、明後日の結婚式用のアロハシャツとムームーを購入すべく店を探す。いろいろ見て歩いたが、the Royal Hawaiian Center内のとある店で息子用のアロハシャツを購入する。中国人風の店主と値引き交渉をして約4割引で購入。

飛行機の疲れと散策疲れがあり、休憩を兼ねて、早めの夕食をこのセンター内のCHAMPION STEAK & SEAFOODという店で、ワンプレートで食する。このワンプレート、ハワイのあちこちで見られる。日本の弁当文化とアメリカのテイクアウト文化が融合したようなものである。文化は融合するというが、まさにその一例である。

そして、結局、ツアーデスクのあったホテル内の店へとって返し、夫婦ペアのアロハシャツとムームーを購入。こちらは、日本人店員であったためか1割程度しか値引かなかった。残念。

宿泊ホテル前にあるABCストアで明日の朝食のサンドイッチ類を購入する。今回は、毎朝、結構忙しいので朝食は全てこのパターン。日本から持参したインスタント味噌汁と粉末緑茶が役に立った。サンドイッチ類は一晩、冷蔵庫に入れても、幸い凍ることはなかった。このABCストアについて、事前にサイトで見ると何でも買えますよ、と紹介されていたがその何でもの意味がよく分からなかったが、確かに現地でいくつかの店を覗いてみると店の大きさ、立地場所によって若干のアイテムの違いはあるが、コンビニ+ミニスーパー+スポーツショップ+ミニユニクロ+お土産やといったところであろうか。確かに、何でも売っている。日本にはない業態で、しかも出店がものすごく密に展開されている。日本の観光リゾート地にもこうした形態の店があるとおもしろい。

第2日目 カイルアタウン散策付き天国に一番近い海ツアー

早朝、5時半か6時頃から,ホテル前の建設現場で作業の音がする。窓から見ていると、7時には日本の建設現場と変わらない現場朝礼がされていた。建機に洲旗が掲げられているのがアメリカっぽい。

ホテルで水着を着込んで、8:00頃にホテルを出て、ツアーのピックアップ場所に行く。ピックアップ場所になっているHyatt Regency Waikiki Beach Resort and Spaの車寄せの前はいろんなツアーのピックアップ場所になっているようで、結構な人だかりである。感心するのは、周辺を含めて道路が結構混雑しているが、クラクションの音が殆どなく、いわゆる喧噪を感じないことである。交通事故も余りなさそうである。歩行者も横断歩道を信号通りにきちんと渡る。歩行者優先も徹底している。運転手に聞けば、交通法規はきちんと守っているとのこと。リゾート地であるが、成熟した都市である事を実感する。清潔で、治安もよく、日本語もある程度通じ、ハワイが日本人に人気があるのがよく分かる。

9:00頃に、マカプー岬に行き、10:30頃にはカイルアタウンにつき、2時間ほど散策する。郊外の静かな町である。しばし、散策した後、WHOLE FOODS MARKETで量り売りのワンプレートを食する。

そして,いよいよサンドバー行きの船着き場に13:30頃につく。いろんなツアー客が集結している。船は満杯状態である。乗客の半分は韓国人グループであった。その韓国人グループが真剣な顔でライフジャケットをつけている姿を見て、あの韓国船事故を思い起こした。サンドバーに着くまでの間に、船から時々、ウミガメが泳いでいるのが見えた。ウミガメの泳ぐ姿は平泳ぎをしている感じである。南米チリのバルパライソ港でみたフンボルトペンギンを見て以来の天然での光景である。

船を乗り継ぎサンドバーに着く。サンドバーは完全には露出していなかったがガイドの説明がそれを埋め合わせする。つづいて、母船に還り、母船の近くでシュノーケリングを初めて経験する。元水泳部にいた者にとって、足ヒレは邪魔であったが、呼吸の仕方もすぐになれてきた。ある方から、食パン風のものを渡され、シュノーケリングしながらそれを小さく砕いて海中でまくと、魚が一気によってくる。なかなかおもしろい。

船着き場に帰り、17:00頃、バスでピックアップされた場所まで送ってもらう。ホテルで着替えて、夜のワイキキを散策しながら食事の場所を探す。ふと目にしたeggs'n Thingsという店で夕食を取る。帰り道すがら、道路を見ていると、ワイキキの道路のカーベイは車道と同じ舗装ではなく、歩道と同じ舗装をしていることに気がついた。この仕組みは日本でも参考になる。

第3日目 結婚式

10:15に宿泊ホテルまでピックアップの車が来て、結婚式を挙げるCentral Union – Sanctuaryに10:30頃到着する。結婚する当人達は、前日、打合せやリハーサルメイクを行い、結婚式当日の今日は早朝7:30からヘアーメイクがスタートしているようである。花嫁は大変であるが、結婚式は花嫁のためにある。

今回のリゾート婚は近しい者だけによる参列の元で行った。全体の仕切りは、日本の某大手結婚プロデュース会社に依頼したとのことで、プロのカメラマン、ビデオカメラマン、ヘアーメイク、着付け士?(というかどうかは分からない)、コーディネーター等々、結構な人手をかけている。メイクシーンから結婚式、そしてビーチ撮影、パーティ後のサンセット撮影を行い、写真集やビデオ等を編集して納品するそうである。高くなるはずである。ワイキキの浜辺や町中の通りのあちこちでウエディング姿のカップルの撮影が行われていたが、全て日本人カップルであった。ウエディング姿の横を、水着姿の人が歩いたり、車が通ったりと、なかなか日本では見られない光景である。

結婚式を挙げた教会は結構大きな教会で、裏手では保育園や幼稚園も経営していた。このあたりは日本の寺社と似ている。神父は日本語もできるバイリンガルであった。素人の撮影可能なリハーサルを行った後、素人は撮影できない正式な挙式が始まる。日本の教会よりも、ある意味、淡々と華美な演出もなく行っている。賛美歌の強制もなく、専属の歌い手がいた。

挙式が終了した後、ホテルhalekulani 内にあるレストラン・Orchidsで12:30から約2時間、パーティを行った。高級ホテルの眺望の良い場所で、結婚を祝いながら、ワイキキの優雅なひとときを味わえた。

パーティ後、酔いを覚ましつつ、ワイキキビーチや市街をぶらぶら散策した。途中、ポリネシアダンサーやファイヤーダンサーが練習がてら外でぶらぶらしていて、開店前と云うことで、行列ができている店MAKINO MAKITTI があった。そのときは、まだ結婚式のパーティでおなかがいっぱいだったので、いったんホテルに帰り、21:00頃に行ったのだがこれが大失敗。既に営業は終わりかけ、食べ物は残り物で、殆ど食べるものはなかった。時間帯で料金を下げろと云いたかった。

第4日目 ホノルル発ハワイ島日帰り溶岩ウォークナイトツアー

朝、8:45にホテルでピックアップしてもらって、ホノルル空港に着く。ここからハワイ島のヒロ空港に飛ぶ。空港のチェックは相変わらず厳しく、靴を脱がされ、上着を取り、ホールドアップの姿勢でチェックを受ける。しばし待って、12:00頃ホノルル空港を出発し、1時間ほどでハワイ島ヒロ空港に着く。

厳ついガイド兼ドライバーの案内で市内に向かう。聞けば、日系3世という。ハワイもいまや3世の方々が中心になっているということである。そして、ハワイこそが日系移民の発祥の地で、いまも日系人の比率が高いという。

昼食を食べたCafe100も日系移民の方が起こした店で、そこで食べたロコモコも移民の方がお弁当替わりに食べやすいものということで創ったものとのこと。全てに歴史がある。オハフ島よりもハワイ島の方が日本とハワイのつながりの近さを感じられる。

ヒロダウンタウンを少し散策し、カメハメハ大王像の前で写真を撮り、人気の高いチョコレートやクッキーをつくっているビッグアイランドキャンディの本店というか工場を見学する。新婚さんとおぼしきカップルが大量にお土産用に買い込んでいた。

そして、いよいよキラウエア火山国立公園である。カルデラやスチームが吹き出している一角、溶岩が流れた後のトンネルを見る。途中の巨大なシダ類はまさにジェラシックパークの舞台ともなったとのこと。

続いて、溶岩台地に行く。流動性の高い溶岩であったことがよく分かる。17:00過ぎ、道路の超えて流れ出した溶岩流の痕跡の上でガイド持参の夕食の弁当を食べる。これが、なんとトンカツ弁当そのものであった。

こうして時間を潰しながら、夕暮れを待ってハレマウマウの火口の近くの展望台まで行く。標高、約1,200mとのこと。帰りの飛行機に間に合うぎりぎりまで居て、かすかに火口が赤く見えかけてきたがタイムアップ。もう一時あればと残念であった。ナイトツアーと銘打つのはやや過剰セールスかと。活火山の赤く色づいた火口を本当に見るには、やはり1泊するかない。次回、機会があればハワイ島で1泊して、夜の火口を見てみたい。

急いでヒロ空港にとって返し、20:20頃ヒロ空港を出発し、1時間でホノルル空港に着き、ホテルに着いたのは22:00頃であった。

第5日 帰国日

ハワイに来てから4日間いたが、肝心の目の前にあるワイキキのビーチで遊んでいない。このため、朝8:00にホテルでプール用のタオルを借り、ワイキキビーチに行く。人口砂浜とのことであり、所々、足裏に違和感を覚えつつも1時間ほど、朝のスコールに逢いながら、楽しんだ。やはり、海は良い。今回は時間がなく、サーフボードを楽しめなかったが、ワイキキはサーフボードがないと話にならないのが体感できた。

急いで、ホテルに帰り、シャワーを浴び、スーツケースのパッキングをし、11:00にチェックアウトする。その後、プライベートビーチ、そしてビーチとは反対側の運河沿いを散策する。この運河からビーチ側がワイキキとのこと。しかし、この運河沿いがなかなか良い景色である。

この運河に掛かっている道路橋脇に併設されている水管とおぼしき太い管路をきれいに花でカバーリングしていた。

そう言えば、ハワイの道路にはガードレールがない。これは昔、日本最初の保険のブローカーと云われる方に、アメリカでは下手にガードレールを作って、それで車が破損すれば損害賠償請求されるとのことでガードレールを設置していない、という話を伺った事を思い出す。

歩き疲れたので、昼食を食べようと店を探していると、テレビ司会者の小倉智昭の店「ラーメン なかむら」という店があったので余り期待せず入った。ワイキキで博多豚骨ラーメンや味噌ラーメンが食べられるとは思わなかったが、これがまあまあいける。

こうして、ホテルに帰り、15:30頃ピックアップされ、ホノルル空港に着く。現地を6月6日18:30頃飛び立ち、夕食、軽食を取り、日本時間6月7日21:45頃、羽田空港に着いた。ハワイと気候が一変し、日本は梅雨入りしていた。23:10羽田国際空港発のリムジンバスで自宅近傍の駅口まで行く。娘に車で迎えに来てもらい、自宅に着いたのは24:40頃。本当に、羽田空港を使うと、帰国したときも便利である。

プライベート旅行ながらも、なかなか良い経験ができた。やはり、公私を問わず、時々は海外に出て、違った環境で育まれた文化、仕組みを肌で感じるのも良い。