Life

出生率1.8を達成するには

「希望出生率1.8」の難しさを実感 2年前の本ブログで、娘が一人目の子供を出産した際に、「子育て支援雑感」を書いたが、年末にその娘に二人目の子供が生まれた。前回と同じように、出産1ヶ月前頃から、出産帰省したが、今回は前回と違って、2歳になる孫と一…

「惑う After the Rain」 を観る

2016年1月16日、ニッショーホール(日本消防会館)で、「惑う After the Rain」を試写会で観た。明日(1月21日)から全国でロードショーとのこと。 試写会当日、開場30分ほど前に着くと、既に会場入口の外に行列ができていたが、寒波の影響もあり、寒いので1…

ふるさとは遠くにありてこそ価値がわかる?

2016年春分の日に、甥の結婚式があり、徳島に帰省した。前日午後に徳島に着き、時間があったので久しぶりに市内にあるというか徳島駅裏に位置する徳島城博物館と旧徳島城表御殿園を散策し、ふるさとの歴史・文化を再認識した。そして、明くる日、古民家を移…

子育て支援雑感

2015年12月中旬に娘が出産した。初孫である。今年の5月には息子夫婦にも子供が生まれる予定である。3人の子供を産み育て、その子供たちに2人の子供が生まれる。新アベノミクスで標榜している「希望出生率1.8」(昨年の合計特殊出生率は1.4)の達成にはもう少…

「総活躍社会・地方創生」に向けて ~ジョブ型を超えてプロジェクト型へ

筆者は「日本専門家活動協会」を主宰し、「高齢者活躍支援協議会」にも係わっている。こうした関係で、「1億総活躍社会」と云われると、確かにそれはそうだが、どうやってその政策目標を具体的に実現するのだろうかと気になる。

実態と仕組みのギャップ拡大 その1:空間利用

最近、いろんな場面で、仕組みと実態のギャップが大きくなっている感がする。仕組みには、旧来の仕組みだけでなく、新しくつくられた仕組みも含まれる。時代の節目となっている今、基底に流れる時代構造の変化の本質を捉え、実態とのギャップを解消するた仕…

地方創生について

地方創生の政策がてんこ盛りの状態で進められている。オリジナリティというよりも、課題として積み残されてきた関係省庁の各種既存政策を「地方創生」という旗の下で体系化・パッケージ化(府省横断ワンストップ化)した感が強い。各省庁が「地方創生」とい…

ふるさと納税の仕組みと効用

ふるさと納税が返礼品の競い合いで産直品のeーコマース化している。ふるさと納税とは何か、その仕組みはどうなっているのか、それにはどういう効用があるのか、地方活性化に活かすにはどうすれば良いか。確定申告の時期でもあり、地方創生が話題になっている…

空き家問題について考える

最近、空き家問題が騒がしい。「空家等対策の推進に関する特別措置法」も成立した。[H26.11.27公布。H27.2一部施行、H27.5全面施行予定]。改めて、そもそも、空き家問題とは何か。その本質は何かについて考えてみたい。 ▼空家等対策の推進に関する特別措置…

地方をベースとした新たな働き方の実践 ~サイファー・テック社に学ぶ~

先日(2014年11月12日)、主宰している創発交流会において、徳島県の美波町に本社を移し話題になっているサイファー・テック株式会社の吉田基晴社長に基調講演をお願いし、意見交換もさせて頂いた。 東京に本社を置き、出身地の美波町にサテライトオフィスを…

帰省路と田舎の諸相

圏央道とカーナビ ~圏央道の効果を実感~ 今年もお盆に帰省した。今年は、行きは高速道路で、帰りはフェリーを利用した。これまでは一般道路経由(府中街道等)で東京川崎ICから高速道路を利用していたが、この東名高速道路に乗るまでに約2、3時間を要してい…

「WOOD JOB! ウッジョブ! ~神去なあなあ日常~」を観て

2014年5月10日からロードショウが始まる谷口史靖監督・脚本「WOOD JOB! ウッジョブ!~神去なあなあ日常~」を、4月28日に六本木ヒルズのTOHOシネマズであった試写会で観た。三重・津市美杉町がロケ地である。う~ん、良い映画であった。

雪かきコミュニケーションから住宅・土地問題あれこれ

2週続けて、週末に大雪になった。おかげで毎週末、スコップを持って雪かきに追われた。家の前、通りのあちこちで人が出て雪かきをするという、普段見慣れない光景が出現する。なんとなく、声を掛け合う雪かきコミュニケーションも発生する。筋肉痛にも見舞わ…

平均余命と企業寿命のギャップを埋める専門家サービス3.0

平成23年簡易生命表(厚生労働省)によると、男性は人生80年、女性は人生86年の時代に入っている。そして、政策主導により、年金支給開始年齢並びに定年退職年齢が60歳から65歳へとシフトしている。統計によると、60歳以降の家計収支には、約5万円超の不足が…

LCP(Life Continuity Planning 人生継続計画)~自分史、終活・エンディングノートを超えて~

年末が近づくと、気候の変化もあり、予期せぬことが起こる。亡くなる方も少なくない。筆者も、長兄が11月下旬 に脳出血で倒れ、亡くなった(享年68歳)。長兄の最後を看取りながら、想うことがいろいろあった。その一つが 、自らもいつ死を迎えてもいいよう…

消費税、年金、そして定年延長にみる制度設計の問題

最近、国民の生き方、働き方、ひいては人生設計に影響する仕組みの問題とその論議のされ方が非常に気になる。 東日本大震災の復興支援の財源確保という増税の目的と実際の使途のギャップ。このギャップをみると、まもなく始まる消費税増税決定時の社会保障目…

IT時代の年末年始

年末恒例の我が家の大掃除を行い、市の清掃工場へ処分するゴミをマイカーで直接持ち込む。ここ数年は、精力的に不用物を廃棄してきたため、数回往復してきたが、昨年末は1度で済んだ。この後、我が家の家族での忘年会を近くの居酒屋さんで実施。これは初めて…

スマートフォン・ライフそしてクラウド・ライフへの移行

最近、スマートフォンを某通信会社のiPhone5に変えた。2年前に携帯電話から切り替えて購入したスマートフォン(アンドロイド系の台湾メーカー製)と比べ格段に進歩している。電池寿命も良くなっている。WEBのサクサク感がすごい。マニュアル無しで使えるユー…

松井幹雄「3・11以後、私たちは何を語るのか」を読んで

松井幹雄氏の「3・11 以後、私たちは何を語るのか」を読んだ。歴史論・戦争論を踏まえたフクシマ原発事故に対する論究である。歴史観・歴史論の重要性を再認識させられる。 今回の原発事故に絡んで、巷間、責任の取り方、対応の仕方等が種々論じられているが…

RAILWAYS 身につまされる第二の人生への入り方 そしてどう生き切るか

2011年11月11日、雨が降り寒い中、「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の試写会(於:有楽町の「よみうりホール」)に行ってきた。主人公と同じ59歳、主人公の妻の元職業も同じ。主人公が最後に運転する車両が元西武鉄道のレッドアロー号で、主人公が研…

9.11 アメリカの同時多発テロ10年、日本の大震災6ヶ月に思ふ

2011年9月11日は、東日本大震災・フクシマ原発事故から6ヶ月、そしてアメリカの同時多発テロから10年という節目の日であった。 アメリカは10年前のこの日を境に対テロ戦争に突入し、結果としてアメリカの疲弊を招き、アメリカ一極集中という状態をもはや維持…

お盆と介護

今年のお盆の帰省は久しぶりにフェリーを利用した。高速道路を利用して、早朝出発、そして夜につく行程が肉体的にきつくなり、運転事故のリスクが高くなっていることが原因である。数年前には、居眠り運転による自損事故(その場で廃車)を高速道のトンネル…

書評 「キュレーションの時代」と「自己承認力」

ビジネスネット書店「クリエイジ」が発行しているメルマガ書評に寄稿した2冊の本の書評が本日(2011/07/25)配信されたので本ブログでも紹介する。

終活のエンディングノートを超えて

集合知サービス事業推進協議会が進めてきたソーシャル・コラボレーション・サイトFellowLinkが12月1日にオープンした。専門家の知・スキルの蓄積・伝承・融合・創発・ビジネスの場づくりをめざす群衆智の曼荼羅サイトのコアサイトである。 これを受けて、高…

世界は短文文化へ 短歌・俳句の粋へ

140文字のtwitterが隆盛を極めている。 振り返ってみれば、WEB掲示板、チャットも短文である。クラシファイド広告(いわゆる三行広告)も短文である。BlogやSNSは人によって長短がある。短い人は携帯電話からの利用が多い。 携帯電話がIT社会のポータルとな…

おかんの嫁入り

1週間前(8/23)、宮崎あおい・大竹しのぶの初共演で話題を呼んでいる「おかんの嫁入り」を観た。原作は咲乃月音著、「さくら色 オカンの嫁入り (宝島社文庫) 」。 例のごとく、試写会ではあるが。印象を一言で言うと、かっての日本にあった懐かしい日常風景…

本場の阿波踊り

筆者が理事をしている高齢者活躍支援協議会のブログ「群像シルバーカラー」に「本場の阿波踊り」というタイトルで投稿した。 ところで、先日、銀座コリドー街にある阿波踊りがみられるという「阿波おどり」という居酒屋さんへ行って楽しんできた。若干、鳴り…

もうひとつの「高齢化」に思ふ

高齢者活用連絡協議会のリレー執筆によるブログ「群像シルバーカラー」に「もうひとつの『高齢化』に思ふ」というタイトルで投稿した。(シニア社会ではまだ『ガキ』なので、ニックネーム『ガキ』)。ご笑覧いただければ幸いである。 ***以下、群像シルバ…

GW前半 近場の散策

GWの前半が終わった。近場を散策した。 4月29日は小江戸と言われる「川越」を散策した。川越には3線3駅がある。JR川越線の川越駅、東武東上線の川越市駅、そして西部新宿線の本川越駅。何れも離れていて乗り継ぎは不便である。 駅から少し歩くと、「蔵通り」…

働き方の多様化・流動化

昨年の年末12月28日に厚労省の労働政策審議会の「今後の労働者派遣制度の在り方について」の答申が出され、労働者派遣法改正問題が一つの節目を迎えている。答申に盛り込まれた主たる内容は次の3つである。 1.登録型派遣の原則禁止 2.製造業派遣の原則禁止 3…