Business Model

高速道路のサービスに想ふ

お盆に高速道路を使って四国の阿波徳島に帰省した。オーシャン東九フェリーも考えたが、結局、料金が安い高速道路で帰省した。 炎天下の日中を走るのを避けて、2010年8月7日(土)夕方16:45、所沢の自宅を出発した。中央高速道路は縦断勾配しながらカーブし…

懐かしのグループサウンド

昨日(2010年7月24日)、中野サンプラザホールで17:00から行われた「グループサウンズ・カーニバル2010 〜あの青春をもう一度〜」に行ってきた。 出演者は、加橋かつみ(タイガース)、真木ひでと(オックス)、三原綱木(ブルーコメッツ)、今井久(パープ…

イノベーションについて想ふ

グローバル経済化が加速する中で、総人口減少(すなわち市場縮小)・超高齢社会(すなわちリスクテイク能力縮小)が確実に進展する日本社会が今後とも持続的に活力を維持していくためには、グローバルレベルで通用する「知」と「ビジネス」のイノベーション…

梅と漬物

昨日(2010年6月22日)、ベルクという埼玉県秩父市発祥のスーパーが主催する食育活動の一環である「漬物工場見学&梅もぎと懐かしい昔ながらの梅干しづくり体験」なるものに参加した。 当日配布されたベルクの資料によると、こうした食育体験イベントは去年…

「マネー」について

リーマン・ショック、ギリシャ・ショック、そして次は・・・。 世界の至る所でマネーが暴れている。 4月16日には、米証券取引委員会(SEC)が米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)を詐欺の疑いで提訴した。 そもそも「マネー」とは何か。きちんと、その歴…

[書評]アイデアのちから

本書の原題は ”Made to stick 〜Why Some Ideas Survive and Others Die〜”である。アイデアを「記憶に焼き付く」よう手助けするために執筆したとのこと。”stick”とは、〔心に〕とどまる、こびり付く、という意味で使われている。 この「記憶に焼き付く」と…

「FREE」について考える

GWを利用して、クリス・アンダーソン著「FREE 無料からお金を生み出す新戦略」を読んだ。著者のクリス・アンダーソンは「ロングテール」という言葉を知らしめた人でもある。そして、今回の本著では「フリーミアム」なる言葉を世に出している。ロングテールは…

ビジネス・インサイト

半年ほど前、大学の同窓会の講師にこられた先生<徳島大学医学部卒で、現在は東京大学政策ビジョン研究センター教授(医学博士)>の講演は、アメリカ帰りのMBAホルダーらしく、医師らしくないマーケティングの話が中心で、興味ある内容が満載であった。その…

リスクは誰が取れるのか

年度末を挟んで「株式会社産業革新機構」の話題が出た。 年度末3月31日に産業革新機構としての出資第1号の案件が決まったとのNews Peleaseが出された。年度末ギリギリというところが味噌だ。平成21年度の実績としてカウントされる。 低炭素社会の実現に不可…

家庭的保育について

高齢者活用連絡協議会のリレー執筆によるブログ「群像シルバーカラー」に「家庭的保育について」というタイトルで投稿(シニア社会ではまだ『ガキ』なので、ニックネーム『ガキ』)した。ご笑覧いただければ幸いである。 ***以下、群像シルバーカラー「家…

書籍のWEB公開に想ふ

最近、WEB上で発売前、あるいは発売後の本を全文公開する例が現れ始めている。 フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 著者:クリス・アンダーソン 販売元:日本放送出版協会 発売日:2009-11-21 おすすめ度: クチコミを見るどうも国内での発端は、「フ…

地産地消を考える

最近、「地産地消」が新しい意味で注目されている。 「起業家が地域重視フードビジネスに取り組む理由 産業として着実に成熟、地域経済の活性化にも効果的」(BusinessWeek 米国時間2009年12月18日記事)によると、 地産地消型ビジネスに積極的に参入し、地…

建設業の今昔 そしてこれから

「土建国家から福祉国家へ」。「コンクリートから人へ」。そして「小沢問題」。建設業が、土木事業(=公共事業)が悪者にされている。本当にそうであろうか。「土木事業」と「土木事業を食い物にする仕組み・輩」とは区別すべきである。本質を冷静に見極め…

シニアプロフェッショナル

高齢者活用連絡協議会のリレー執筆によるブログ「群像シルバーカラー」に「シニアプロフェッショナル」というタイトルで投稿(シニア社会ではガキなので、ガキと言いうニックネーム)した。ご笑覧いただければ幸いである。 ***以下、群像シルバーカラー「…

集合知・群衆智について想ふ

■ 現在は、歴史的な構造変革の時代 =「答えのない時代」 このような時代には、多様性のある自立した個人/個人小集団の意見(個人知)の総体としての「集合知 Collective Intelligence 」や、専門家個人/専門家集団による「専門知 Wisdom of professionals…

新年のご挨拶を兼ねた思い

新年明けましておめでとうございます。 元旦の実業団のニューイヤー駅伝は、新人の佐藤悠基が頑張った日清食品グループが初優勝した。2日、3日の箱根駅伝は、山登りの5区で去年に続き区間新記録をマークした柏原竜二を擁した東洋大学が2年連続優勝した。 2日…

Google 日本語入力について想ふ

Googleが日本語入力システムをリリースしたので早速、インストールして使ってみた。 思いどおりの日本語入力 - Google 日本語入力 2009年 12月 3日 Posted by 工藤拓 / ソフトウェアエンジニア 小松弘幸 / ソフトウェアエンジニア 及川卓也 / シニアエンジニ…

「ものづくり」から「ビジネスづくり」へ

日本は伝統的に「ものづくり」について関心が強い。古くから職人(気質)を大事にしてきた。藤本教授(東京大学)が言うところの技術の「摺り合わせ」を得意としてきた。その集大成が、自動車産業における世界トップメーカーの誕生である。しかし、皮肉なこ…

「新百姓」業態の創出を 

人口減少と高齢化が同時に進み、コミュニティとしての機能維持が限界に達している「限界集落」(65歳以上人口比50%以上)が増えている。最近では、集落のみならず、「限界自治体」という言葉すら言われている。 そこには、放置・放棄される山林、農地、集会…

「シルバー社会」を超えた社会へ

今年初めて「シルバーウィーク」なるものが出現した。春の「ゴールデン」ウィークに対して、敬老の日が含まれることに因んで旅行代理店そしてマスコミが「シルバー」ウィークと呼んでいるようである。 しかし、「シルバー」では何となく「ゴールデン」より劣…

元気な高齢社長

高齢者が元気である。特に、高齢者社長。 有名な高齢社長のトップは信越化学工業の金川千尋(かながわ ちひろ)社長。1926年3月15日生まれというからまさに大正最後の年(大正から昭和への移行はこの年の12月25日)に生まれ、御年83歳。増収増益を引っ張り、…

農業について想ふ

最近、「農業」が「食の安全」に関連して、そして「雇用の受け皿」さらには「成長産業」として注目を浴びているがその実態、本質はいかばかりか。 食の「安全」には大別して3種類の意味がある。第一は、中国製の毒入り冷凍餃子事件やメラミン入り中国製粉ミ…

 成功ルールが変わる! カラオケ資本主義を超えて

Jonas Ridderstrale、Kjell A Nordstrom 中山ゆーじん訳「KARAOKE CAPITARLISM Management for Mankind」、2004年10月1日第1版第1刷発行、PHP研究所 本著は、スウェーデン人の経済学者が「考えること自体を勧めること」、「この時代に最も有効な武器、つまり…

 プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる

田坂広志、2007年5月2日第1版第1刷発行、PHPビジネス新書 本書は著者の性格・経歴から来ているのかもしれないが、かなりシステマチックというかまさに「シンクタンク」マンらしい構成、論理立てとなっている。やや、「言葉」に拘っている感じがなきしもあら…

[書評] 「知の衰退」からいかに脱出するか?

大前研一著、2009年1月30日初版第1刷発行、光文社 この本を読むと、著者が考え実践してきたことのつながりが見えてくる。「知の衰退」を危惧し警鐘を鳴らし、「考える」個人・国にすべくいろんな事を試み、今も実践しているが未だその目的達成できずにいるこ…

「橋渡し」について想ふ

2009年4月14日夜遅くNHKで放送された「爆笑問題のニッポンの教養」を見ていたら、東京大学の山内昌之教授が、「宗教に寛容な日本はイスラム教世界とキリスト教世界の橋渡し役ができる」と言っていた。言われてみると確かにその通りと思う。ハッとさせられた…

[書評]クラウド化する世界 −ビジネスモデル構築の大転換−

ニコラス・G・カー著、村上 彩訳、2008/10/9初版第1刷発行、翔泳社 本書は最近話題となっている「クラウド・コンピューティング (cloud computing) 」がもたらすビジネスモデル、さらには社会・経済への影響を解き明かしている。 そもそも、「クラウド・コ…

新年に想ふ

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 本ブログも昨年の後半は別途新たな資料づくりに追われ、なかなか新規アップができなかった。今年は少なくとも週一でアップしたいと念じている。「ほぼ日刊イトイ新聞」風にいえば 「ほぼ週一ブログ」をめ…

青春のフォークソング

既に先月の話になるが、7月17日にNHKホールで行われた「大集合! 青春のフォークソング」の録画撮りを見に行った。これは、8月10日の19:30〜21:58<BS2>で放送予定のもので、収録に約4時間要した。 司会は、南こうせつとイルカ。イルカは思っていた以上に生…

 「新ネットワーク思考」 〜世界の仕組みを読み解く〜

Albert-Laszlo Barabasi著、青木薫訳「LINKED:The Science of Networks 新ネットワーク思考 〜世界の仕組みを読み解く〜」、2002年12月20日第1刷発行、2006年4月20日第6刷発行、日本放送出版協会 1967年生まれの米国ノートルダム大学の物理学教授の手になる…